
VRとスマートフォンアプリを用いて、うつ病を中心とした精神疾患を対象とした新たな治療方法「VRデジタル療法」の開発を行っているBiPSEEのコーポレートサイトのリニューアルを行いました。
- 依頼内容
- 問い合わせを増やしたい
- メドテック企業として対外に認識させたい
- 今後の資金調達にあたり、事業の情報をわかりやすく伝えたい
- 提案内容
- 各事業ページ内で関連事例・ニュースを表示し、事業の理解を深められるページ構成

経緯と方向性
BiPSEEは2017年の設立以来、VRを用いた医療支援システムの研究・開発やクリニック事業に注力しており、コーポレートサイトで対外的に発信する重要性が高くありませんでした。 しかし今後、企業との産学連携や資金調達を行っていくため事業内容をわかりやすく伝える必要が出てきました。
また、ビジュアル面でも企業のイメージをブラッシュアップし、より透明性のある柔和な印象を与えることが求められました。
よって、情報設計とビジュアルデザインの2軸で制作を行っていきました。
想定される訪問者と情報設計
ユーザーは産学連携を検討している大学関係者、大手製薬会社のインキュベーション部門、出資検討者、求職者と想定したため、デジタルリテラシーのある人々を想定しました。
サイト構成に関しては既存コンテンツは多くなく、リニューアルにあたり工数も捻出しにくかったため、今後ページを増やしやすいようにテンプレートを意識して設計することにしました。 ヒアリングしていくと、コンテンツとして事業説明/ニュース/事例の3つがメイン要素となり、各事業にニュース・事例が紐付いていることがわかったため、コンテンツ同士を連携することで、訪問者が回遊しやすいよう設計しました。
また運用を考慮して非エンジニアでも更新できるようにStudioで作成することにしました。

調査とコンセプトビジュアル
BiPSEEと直接バッティングする企業は少ないのだが、その特徴としてCEOが現役女性医師という点が挙げられます。
特徴として十分でしたが、企業のイメージをより明確にしステークホルダーの意識統一を図るため、医療系の企業に限らないポジショニングマップを作成しました。 その結果、堅実な医療系企業とエネルギッシュな企業の中間に位置し、落ち着きのある知的なサイトの印象をゴールに設定しました。

これをビジュアルに落とし込んでいく中で出たキーワードとして、「輪・環」というキーワードが出てきました。ここには柔らかさや調和/包容力という意味の他に、バランス感がある/多様性に富むという想いが込められています。 ただ、それが完成された正円であれば静的で閉じたイメージになってしまうため、動きがありその境界が曖昧なモチーフが似合うだろうとシャボン玉を採用しました。 フォントに関してもスタンダードな書体だが、柔らかく人の温かみのある書体にしたくA1ゴシックを採用しました。


検証
アナリティクスツールを入れてなかったので前後での検証はできなかったが、担当者から問い合わせ数が増えたとコメントいただいています。 さらに、スライドやPR用の画像作成にも展開でき、企業が発信するビジュアルが統一されることで、企業のイメージがより明確になったと感じています。